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親と子とピアノ⑨

  • コラム

♪声楽が子に与えた影響♪

門前の小僧 習わぬ経を読む・・・

4歳の頃から親の声楽伴奏のレッスンに連れていかされていた子(4歳児を6時間近く留守番させられず、連れていくしかありませんでした)は、1時間半ほどの間、字のお稽古やお絵かきをしながら待っていました。それから数年間(年に12回ほど)、その時間の子の耳に入ってくる音楽は童謡でも流行歌でもなく、イタリア語やドイツ語やフランス語などの歌曲やアリアと、日本歌曲の数々でした。

子は小学生の間は、声楽だけでなく、ヴァイオリンやフルートなど他の楽器の伴奏合わせにも連れていかされていました。

ピアノだけでなく、他の楽器の演奏を間近で聴いてきた子は、高校生になってアンサンブルをするようになった時には戸惑うことなく入っていけていたと記憶しています。また、合わせることを楽しんでいたように思います。そして、他の楽曲や歌を聴きながら自分のピアノをコントロールして弾いていく難しさと楽しさを知っていったようです。

アンサンブルをすることで、ピアノソロ曲を弾くうえで、多声部の曲の聴き方だけでなく、”メロディの歌わせ方” というのも自然に知っていった感じがします。

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