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ショパンの魅力「ノクターンOp.9-2」「幻想即興曲」

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今までに何度もレッスンしてきた

ショパンのノクターンOp.9-2

と、幻想即興曲。

この2曲は、

「ショパンが弾けるようになったら

弾いてみたい曲」に

上位ランクしてくる曲たちの一部です。

時々「どちらが簡単ですか?」と

聞かれることがあります。

そうですね〜…

幻想即興曲は、まず指が動くこと。

それに、右4と左3のリズムの

ズレを流せること。

あとは、中間部の音楽的表現が

難しいかな。

では…ノクターンの方が簡単?

というと、そうでもなく・・・。

和声進行が幻想即興曲より複雑なため

やや左手が面倒(面倒だなんて…失礼な)

何度も繰り返されるメロディなんですが

微妙に表現を変えてきてるのも面倒(コラ!)


「どちらが簡単ですか?」に

「どちらも簡単ではないです。」と

言っています。

どうしても弾きたいと思えば

テクニック練習も分析も

できちゃうもんです (^_−)−☆

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

幻想即興曲は

右手16分音符8つと左手8分音符6つ

(右4左3)のリズムの揺れが魅力の1つ。

ノクターンOp.9-2は

借用和音(他の調から借りてくる和音)、保続音(1小節目左手のベース♭ミの連続など)、偶成和音(経過的に使われる)などの

和声進行(コード進行)による揺れ

魅力の1つ。

上の2曲のその魅力だけでなく

アゴーギク(速度法…速度を緩めたり縮めたりすること)や

デュナーミク(強弱法…メロディなどの横の流れにつける強弱や、一度になる和音の個々の強さを加減する)を

駆使して表現された音楽的な揺れ

心の揺れ(喜怒哀楽)の琴線に触れるのです。

だから、聴く人を魅了するのです。

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