トピックス

ピアノ演奏の基礎

  • レッスン日記(ジュニア)

中学生以上の生徒さんたちは

「ピアノ演奏の基礎」(オリジナル)なるものを

レッスンの冒頭でしています。

それには

スケール、クロマティックスケール、カデンツ

3種のアルペジオ、オクターヴ、

ムニエ女史のテクニック練習や

コードネーム、伴奏形、全調移調

などがあります

スケールの指使いなどはハノン参照ですが

強弱を変えたり、音楽的なダイナミクスを加えたり、

左右を8度でなく3度や6度で弾いてもらったりしています。

曲中にあるスケールは、

メロディだけでなく装飾楽句であっても

音楽的意味があることがあるので

どの音符も同じ音量(全く同じ音量で弾けるのはある意味すごい)で

弾くことはありません。ですから

スケールを例えば、全部mfで弾くという練習をしていても

その練習が曲の中で生きてきません

 

中学、高校の生徒さんの中には

チェルニーなどの練習曲教材をしている子(教材は生徒さんよって違います)がいます

これも「ただ弾く」ではなく

和声進行(コード)と和音の機能(T,S,D)を伝えて

自然なダイナミクスを付けられるように

してもらっています。

将来、バッハの平均率No.1プレリュードをどう弾く?

に、つなげるためです。

 

中学1年の◇ちゃん↓

「ピアノ演奏の基礎」後、チェルニーのレッスン

IMG_8523

 

 

「楽典」の本、冒頭にある

「音」について、その次の「倍音」について

これが、ピアノを弾くには(音楽をするには)大事なこと

「和声」もそうです。

楽典や、和声、スケールなどのテクニック練習が

楽曲を弾く時にリンクしていることが大切です。

それぞれを勉強しても、それらが繋がっていなかったら

ピアノを趣味にしている人たちが時々言う

「どう表現したらいいか分からない…」

ということになってしまいます。

 

お子さまたちには、

将来、一人で楽譜を読んで(ただ音を読むだけでなく)

ピアノを通して音楽を表現できるようになってほしいな

と、思っています

だから、本当の基礎を少しずつ

大切に伝えて行きたいと思っています

ご予約・お問い合わせ

ページトップへ戻る