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シューマンの「幻想曲 ハ長調」

  • りかこ先生のつぶやき

今、練習しているのは、

ショパンのプレリュード1曲と

エチュード1曲。

そして、シューマンの「幻想曲」1楽章。

この曲はベートーヴェンとたいへん関係があります。

ベートーヴェンの歌曲『遥かなる恋人に』のメロディーの一部がありますし、

「幻想曲」 作品17は、もともとは「幻想曲」という題名ではなく、「フロレスタンとオイゼビウスによる大きなソナタ、ベートーヴェンの記念のためのオーボーレン作品12」という長めの題名だったそうです。

ドイツのボンで計画された「ベートーヴェン記念碑」の寄付金のために作ったと言われています。

冒頭、第1主題の呈示部分は、シューマンの妻であるクララのテーマ(4つの音の下行形)を、まず陽気なフロレスタンが紹介し、すぐに大人しい性格のオイゼビウスが紹介した後、ベートーヴェンの歌曲『遥かなる恋人に』の第6曲のメロディーが奏されます。

この曲に使われたベートーヴェンの歌曲の一部 ↑『遥かなる恋人に』は、ベートーヴェンが中期の「傑作の森」時代を終え、スランプに陥っていた時の作品です。ピアノソナタについては、唯一、第28番が作曲されてい頃頃です。でも、後期に入る直前の時期でもあり、熟練した作曲技法がみられます。

 

個人的には、呈示部は第1主題より、第2主題の方が好きです…それより(呈示部より)展開部のが好きかな〜❣️

展開部  ↑

それにしても奥が深い…

知って弾くのと知らないで弾くのでは

かなり違う…。

まだまだ知らないことが

たんまり😁あります

新しい発見の度にワクワク💓ドキドキ

楽譜をじっくり見ていると

気づくことがあります。

そうすると、どう弾いたらいいのか

なんとなく分かってきます。

作曲家が残した暗号を読み解いていくのが

今は、とても楽しい🎶😄🖐️

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