声楽の伴奏をして、心に残った曲
- りかこ先生のつぶやき
今日のこのトピックスは“ひとりごと”です。
何を言ってるんだか、何が言いたいのかよくわからないよ~ってやつです(^^;)
伴奏のお仕事を20年間しました。
引退して5,6年が経ちました。
早いものです。
いろんな楽器の伴奏をさせていただきました。
そして、多くのことを学びました。
その結果、ピアノ演奏に随分プラスになりました。
伴奏は数十回、中でも声楽が多かったです。
何人か、伴奏させていただきました。
その中で心に残っているのは
ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」から「愛の死」
まぁ〜そりゃ~譜読みがめんどさかった…
休みがない、止まらない、次から次と、
よくもまぁ、こんなことしたよね~
「大作曲家に向かってなんと言うか!」
あっ、すみません。
物語のクライマックスで、
イゾルデ(女性)がトリスタン(男性)の
後を追って死ぬ場面で歌われる曲です。
こう聞くと、ん?「ロミオとジュリエット」ですか~?
って思っちゃいますよね。
よく似てますが「トリスタンとイゾルデ」の方が
ドロドロしていいます。
物語の内容については省きま~す(^_^;)
なんでも、シェークスピアは
「トリスタンとイゾルデ」に影響を受けて
「ロミオとジュリエット」を書いた…とか。
ワーグナーのこの曲は、
12音列音楽の先駆けとなった“トリスタン和音”が
なんともいえない味をだしていますよね。
一度はまると、病みつきになります。
「愛の死」の伴奏も“トリスタン和音”ありまして
これがいい~! 伴奏譜の冒頭↓
それに、いつまでも解決せずに進むハーモニーが↓
最後の最後、クライマックスでやっと解決する↑。
病みつきです。
もう1回言いますけど
ワーグナーの譜読みは慣れてなくて
面倒だった~。
でも、弾けば弾くほど(もちろん歌いながら)、
じれったすぎて病みつきになる。
そういえば、この曲、
映画、「ロミオとジュリエット」現代版の
「タイタニック」で有名になったレオナルド・ディカプリオ主演の方
最後のシーンで、少~し使われていた記憶があります。
が、記憶違いかな~。