作曲家が使っていたピアノ
- りかこ先生のつぶやき
先日、日本ピアノ調律師協会さん主催の
レクチャーコンサートに行きました。
「ピアノの魅力〜今と昔〜」
お話と演奏は仲道郁代さん。
シュトライヒャー(ブラームスが使用していたものと同型)の聴き比べがあり
とても面白かったです。
ピアノについてくわしい。
ご自宅には、
自身が弾くスタインウェイの他に
ヤマハのグランド、ショパン愛用のピアノ
プレイエルと同じモデルの1842年のピアノや
モーツァルトが気に入っていたピアノがモデルの
1950年のシュタインのピアノをお持ちで
最近はチェンバロまで…(?)
すごいわ(*^^*) 探究心 半端ない。
当時の楽器を知ることで
弾くことで、聴くことで
わかること、なぞが解決することが
ありますね。
今回のレクチャーで
ブラームスの間奏曲 作品118ー2を
シュトライヒャーとヤマハCFXで弾いてくださいました。
わかったような気がします(気がする…ね^^;)
あのピアノだから、あのような作風になったのか
ブラームスだからあのピアノだったのか…
今のピアノの低弦は銅線、
ハンマーは圧縮されたフェルト
ブラームス使用のシュトライヒャーの
低弦は銀…
ハンマーにはフェルトが使われるように
なったけど、それ以前の鹿革をその上に
巻いてあるとのこと。
他にもフレームなど
たくさんの違いがあるので
当然、音がぜんぜん違う(^.^)
シュトライヒャーの中低音の響きが
強く残らないので
厚みのある和音であっても
低音と高音がバランスよく響いて
こちらの耳に届くように感じました。
この間奏曲は
シュトライヒャーの方が私は好きです。
貴重な体験をさせていただきました。
このレクチャーコンサートを
お知らせくださった調律師Oさん、
↑ショパンのワルツを
現代のピアノとショパンの時代のピアノ
で弾き比べたCDが発売されたらしいです
面白そうです。
買お〜っと (^∇^)