発表会:良い緊張、悪い緊張
- ピアノを読む
“ピアノの発表会”
と聞くと、みなさんどう感じられますか?
生徒さんは「楽しみ!」「ドキドキ!」「緊張する!」
親御さんは「わくわく!」「心配…」「緊張する!」
我々先生は「楽しみ!」「心配~…」「緊張する!」
こんな感じでしょうか?もちろん、お子さまによって様々だとは思いますが、どの立場の方を取り上げても必ず出てくる言葉が
「緊張する!((((;゜Д゜)))」
です。(笑)
そりゃあ当然緊張します。なぜなら。
①慣れない場所
②着なれない服装
③初めて弾く大きなピアノ
④ひとりぼっちの舞台上
⑤沢山の人の前で弾く
⑥眩しいほどのスポットライト
このような非日常の空間のなかで演奏するので、むしろ緊張して当然だと思うのです。私自身も、何百回、何千回も緊張してきました。今でももちろん、緊張します。
その”緊張”というのは、時にすごい集中力を生み出してくれる最強の武器になります。
もしくは、緊張のため固まって、震えて、手が冷たくなって…焦って転んで暗譜が飛んで、と「負の連鎖」を作るきっかけにもなる、恐ろしいものだと感じています。
なので、私は”緊張”という言葉の中には、【良い緊張】と【悪い緊張】があると思うのです。
いかに本番で、【良い緊張】の状態に自分を作って演奏に臨むか。
これがカギとなってくるのかなと思います。
じゃあ、【良い緊張】を本番で出すために、普段の練習でどんな”準備”をする必要があるのか…?
つづく❤️