ショパンコンクールをレッスンに使う
- レッスン日記(ジュニア)
中学生以上の生徒さん数人に、今、開催されているショパン国際ピアノコンクールを利用して「音楽の違いを聴いてみようレッスン」をしました。
日本人コンテスタントから二人選び、その人たちが弾いた“エチュード10-1”を聴き比べてもらいました。
皆はどんな曲か知りません。
聴きながら、楽譜を目👀で追っていきます。
中学生以上の子たちですので、それはできます
私は、曲の作りをザッと説明…🎶
和声(ハーモニー)の進み方とか、左手パート(メロディ)の作り、左手と右手のバランスとか…。
そして、二人のコンテスタントの演奏を最初の数小節だけ聴き比べます。
先生から説明を受けてから聴き比べますので、
違いは明らかです😄✌️
「同じ?違う?」に
「違う…」と答える生徒ちゃんたち😊
「どう違う?」に
「こっちの人のが柔らかい感じがする…」
「そっか〜。こっちの人の方が柔らかい感じがするのは、左手オクターヴがポ〜ンと響かせた後、右手アルペジオを弱めに入れて少しずつ音量を増していっているからだよ。」
など、具体的に何をどうするとパリっと聴こえる、柔らかく聴こえる、音が立ったように聴こえるのかを説明しました。
説明を聞いて、目👀を丸くして「そうなのね…だからか〜」という感じにうなずく生徒ちゃん😊
良い音楽を聴くのには、やはり【聴き方】があります。
レッスンではそこも分かりやすく伝えたいです(^^)/
この特別レッスンをした子たちのうち、
中学の生徒ちゃんたちは、たまたま中間テスト週間で
「あまり練習できていません…」とのことでしたので、
「音楽の違いを聴いてみようレッスン」ができました。
🎹弾けなかった時にこそ、教えてあげたいことがたくさんあります。
しかも、この音楽を聴くということは、弾くことと同じ位、ピアノの上達には必要なことです❣️