お子さまのピアノ~コラール風の曲
- レッスン日記(ジュニア)
小学4年生のYちゃんのレッスンです
「教会の中で」という曲です。
前回のレッスンでは、テンポの話、教会の話などをしました。
今回は…。とてもよくなりました!キレイ✨でした。
挿し絵のように、教会で女の子が静かに祈っている様子が目に浮かびます。
様子だけでなく、祈りが聞こえてきそうな感じです。どうしてそう聴こえたのか…?
Yちゃんは、2段目を1段目より少しだけ強くして
楽譜にあるクレッシェンドとディミヌエンドを自然にし、
3段目は全体に少し強めにして、おとなしめに盛り上げていました。
3段4小節目のA7(借用和音)を
次の4段目の落ち着きを感じさせるような響きにして、
4段目の最後のアーメン終止(変格終止)を
「アーメン」と聞こえてくるように弾いて静かに終わりました。
最後の音は曲の終わりをちゃんと伝える感じでした。
ブラボ~~~!です。
2段目を少しだけ強くしたことについて聞いてみました。
「どうしてそう弾いたの?」
「なんとなく…その方がいいと思った」
みたいなことを言ってくれました。
感覚でできるようになったYちゃんの成長にうるうるです。
趣味で習っている生徒さんたちにとって、
ピアノで崇高な気分になる教会の雰囲気を表現するのは
ピアノという楽器のことだけでなく、様々なこと知っていないと
少し難しいことかもしれません。
Yちゃんは読書好きで多くのことを知っています。
それも今回の音楽作りにプラスになったと思います。
楽譜が読める、楽語の意味を知っている、指が動く、ピアノを多少知っている、
などに加えて、年齢にあった知識がある、経験がある、感じることができるって
音楽で表現するには必要なことですね。
これからも、生徒さんたちがこのような曲を気持ちよく弾けるように
指導の引き出しを増やしていこうと思います。がんばるっ!