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乾いた音,重々しい音,小川の流れのような音,どう弾けばいいの?

  • コラム
(これは過去の自作HP「リゴドンの音楽畑」の記事です)
そもそも,「乾いた」,「可愛い」,「重々しい」,「流れ」,「煌びやか」などは,たった1音だけポーンと弾いただけでは表現しようがないもので,一つのフレーズに与えるイメージ(映像)表現のこと。このような,「~の様な音」とは,メロディ,ハーモニー,リズムに響きを加えた4つの微妙なバランスがなせる技!だから,「メロディ,ハーモニー,リズム,響き」をコントロールできれば,イメージ通りの音(演奏)が可能になる…?!実は,このコントロールが一番難しいと思う。
具体的にどうすればいいの?(私のレベルのことです。あしからず)
例えば,上記にあるような音。
「乾いた音」・・・・・・音の尾たちが重ならない弾き方をする。
鍵盤上の指は離鍵を素早くするべく,上方向に跳ね上げる。
“音の尾”・・・・ピアノの音の波形をオシロスコープで見てみると,
打鍵した直後に最大の振幅を示し,
それ以降は時間がたつにつれて振幅が小さくなっていきます。
その,振幅が小さくなった、だけど、ずっと聞こえている小さな音のことを言います。
「可愛い音」・・・・・・当然のことですが,鍵盤をたたかない。
ハーモニーで考えるなら,低音をズシッと響かせない(限らないですが)。
ペダリングにも気を配って。1/2,1/4,3/4ペダルとか色々(その2参照)。
「重々しい音」・・・・・・ハーモニー,和音の構成音個々のバランスが重要。
低音を気持ちよく響かせてみる。
「流れるような音」・・・・・・用意された打鍵をする。
その音を弾く前にすでに指がその鍵盤上に
あって しかもハンマーのスピードが遅めの打鍵が出来る余裕があるようにする。
ペダリングはやはり重要。
「煌びやかな音」・・・・・・高音響かせて。
「乾いた音」「可愛い音」を組み合わせた感じで。
他に,離鍵と同時に(微妙なタイミングだから語彙数の少ない私には表現のしようがない)ペダルを1/2か1/4で踏むと,不思議な余韻が楽しめるよ。

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