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ピアノで音楽を演奏するのに大事なこと

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(これは過去の自作HP「リゴドンの音楽畑」の記事です)

♪それは、やはり聴く耳があること。

①自分が出したい音のイメージをもてること(こころの耳で聴けること)。

②イメージした音が(欲しい音が)出たかどうかを聴ける耳があること。

ピアノという楽器は誰でも簡単に「ド」という音が音がだせちゃう。
声や弦楽器、管楽器はその「ド」の音を出すまでがたいへん。
だから、ピアノを弾く人は音程(微分音)や音色について無頓着に
なりやすいんだよね。
「ド」の鍵盤を押せば(たたけば)調律された音がでるんだけど、
その調律された弦をたたくハンマーの動き一つで音は変わるわけで…。
もちろんその1音だけで音楽はできないけど、
微妙な指先のコントロールでボヤッとしたり、煌びやかだったりする。

まず、曲やフレーズを弾く一番最初の音だけでもイメージしてみてはどうかな。
どんな音が欲しいのか、出したいのか。
そうすると、いきなりは音は出せないよね。
弾き始める前によく考えるよね。
耳と脳ミソを使って・・・。

でもさ、「音をイメージする」って言ったて、
どんな音があるのかを知らなきゃできないかもね。
いろんなイメージの音を聴いたことがないのにイメージはできないよね。
だから、ナマのいい音楽をコンサートホールへ行って(CDでステレオ)
たくさん聴くと良いと思うよ。
聴いているうちに分かってくるはずだよ。
時間はかかるけど、技術ばかり達者でもねぇ。

♪ピアノという楽器を知ること

奏法、練習の仕方、アナリーゼ、理論なんかよりも大事なこと・・・
それはピアノという楽器で音楽を奏でる、ということ。。。“ピアノという楽器”
なんだかんだ言ったって、楽器を知らなければ、
ある程度弾けるようになっても(どの程度?さぁ…)
「これ以上どうしたらいいか分からない…」
なんて思っちゃう人もいるらしいです。

ある人は「ピアノは精密機器だ」といいます。なるほど~です。
“翼のような箱に弦が張ってあって、
白と黒の鍵盤を押すことでハンマーが弦を叩く”
ということだけではないですよね。
ピアニストの人達は見えないところにあるアクションといわれる部分を知っているし、
ペダルの段階も知っている(彼らは当たり前すぎて、あまりそのことを大っきな声で言わない)。
押し上げられる「ハンマー」と弦の振動を止める「ダンパー」を
鍵盤とペダルを使って上手にコントロールして、音(時間)を操れるから
聴いている人に何かを伝えられるのでしょうね。

「上手に弾きたい」「何かを伝えたい」「いろんな感情を表現したい」と思われるなら
ピアノという楽器を知ることは必要かと思います。
楽器を知らなければ、その扱い方は分からないままかもしれませんね。
この機会に(どの機会?)楽器を知ろ~ぅ!

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