巨匠の言葉⑤「ベートーヴェン」「チェルニー」
- ピアノを読む
ベートーヴェン
「彼らは指をあんなに速く動かすもんだから、彼らの知性も感受性もどこかへ飛び去ってしまうのだ」と、ピアノ奏者について語っている
「私は人類のために、甘美な酒をもたらすバッカス(酒神)だ」
(バッカスの目的は自分が酔うことでなく、人を酒に陶酔させること。音楽芸術の極致に到達したベートーヴェンの名曲は人類に与えられた甘美な酒と言える)
チェルニー
ピアノを弾くベートーヴェンの姿について「彼の姿勢は少しもゆがんだところがなく、手本とすべき穏やかさと気品、美しさを備えていた」