【習い事としてのピアノ Ⅰ 】
- コラム
いつからピアノを習い始めたら良いですか?と聞かれることが、よくあります。
何歳から始めても大丈夫!が正解だと思うのですが、せっかくならベストな時期に始めたい!という方に向けて、少し子どもの「脳の発達段階」についてお話します。
脳は、生まれた瞬間に、すべての領域が同じように発達するということはなく、場所によって発達の仕方が違います。
生まれたばかりの頃は、視覚(目)と聴覚(耳)が発達します。音楽に限っていうと、この頃に子守唄やBGMとしてクラシックを聴かせることは、子供の脳の発達にとってとても良い影響を与えます。
そして1歳〜2歳ごろは、母国語の習得、そして外界に対して興味を持ち、絵本の読み聞かせをしたり、昆虫、花など色々なものに触れることで、脳の発達に伴って好奇心などが形成しやすくなるといわれています。
そして、ここからが大事!(。・ω・。)
3〜5歳頃から、脳の運動野が発達のピークを迎えます。
この時期は[体の一部分を細かく動かす運動をすること]がとても重要で、細かい足の動きをするサッカーや、指を動かすピアノなどが脳の運動野の成長に大きな役割を果たすのです!
実際に、オリンピック選手は子どもの頃、ピアノを習い事にしていたという方が多いという研究もあるそうです。おそるべし…
また、音楽だけでおはなしすると、耳の成長(音の高低、音色などを聴き分ける能力)は、6〜7歳ごろで成長が止まるというお話もあります。
なので、ピアノを習うのと並行して、たくさんの音や音楽に触れることも、この時期はとても重要になってきます。(むしろこちらの方が大事。)
では、8歳とか、10歳から始めたらダメなの?というと
まったくそういうことはありません!
それはなぜかは、また次回コラムでお話します。