大人ピアノの方の効果的な練習方法とは?〜ショパン練習曲10-4〜
- レッスン日記(大人)
大人からピアノを始めたり、再開された方はたくさんいらっしゃいますが、皆さん楽しく、そして長くピアノを楽しんでいただけているのが当教室の強み・特徴でもあります。
ショパンのエチュード作品10-4に挑戦中のMさん

まだ開始されてまもないので、譜読みを丁寧に進めている最中です。
譜読みの段階から、具体的な練習方法をレッスンの中でお伝えしています。
パッセージの捉え方や、弾きやすい指使い、ペダルの使い方など、上達のために必要な要素はたくさんありますが、譜面に慣れて、ゆっくりでもいいのでスラスラ弾けるようになるのも、とても大切です。
特に大人の方は、日々の練習時間を贅沢に使えるわけではないので、練習しているのにいつまでも詰まりながら弾けるようにならない…では、モチベーションも下がってしまいます。
レッスン時間ではありますが、弾けるようになるための部分練習の仕方や、リズム練習などをお伝えし、しばらくご自身で黙々と練習していただく時間を取ります。
“練習する時間のあるレッスン” というのも大切なことだと最近は感じています。
今回はショパン練習曲作品10-4を練習中なので、理想の形に少しでも近づけるように、メトロノームを近くに置いて部分練習に挑戦しました。

メトロノームは子どもも大人の方も敬遠されがちで人気がない…(^_^;) ですが、私は上達のためには練習の中で使うのはとても効果的だと思います。
まず、テンポを4段階設定します。
①すごくゆっくり(強弱やritなど、アーティキュレーションを厳守できる位の速さ)
②少しゆっくり(自分が今弾けるテンポより少し落とした速さで、指の動きを頭の中で整理できる余裕がある位の速さ) アーティキュレーションも少し考えられるとよりgood
③今弾ける最適な速さ
④少し速い(今弾ける速さより少し速いテンポで、少しずつ負荷をかけていく)
決めたテンポを楽譜に書いておきます。
まずゆっくりからスタートし、通しの練習はせず、部分的な練習を反復して行います。リズム練習をする場合も、同じように4段階のテンポを使って段階的に練習をしていきます。
また、この曲は左右で速く弾くパッセージが交互に登場するので、そこの切り替えの部分も難所ではあります。

ここは4拍目〜1拍目のみ取り出し、右手はパッと和音を掴む形にできるようにする移動の練習、左手はオクターブを弾くために広げた手を、瞬時に縮めて半音階の動きに切り替える練習をします。
Mさんも、はじめは難しいとおっしゃっていましたが、何回かその練習を繰り返すことで少しずつ手が覚えてくれるので、しばらくするとだいぶできるようになっていました。
音楽を完成させるためには、地道な練習も必要です。しかし、練習方法というのは中々ご自身で考える(しかも効果的な練習)というのは難しいです。
表現方法を伝えるだけでなく、その表現方法を実現するために、「どう練習するか、どのように弾くか」が大切かな、と思います。
私たち講師も、試行錯誤しながらではありますが、そのような細かいところまでレッスンしていきたいと思います。
Mさん、これからも一緒に上達していきましょう♪
byみゆ先生




お問い合わせ