プラクティス・コンサート Vol.11〜③
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プログラムの続きです。
♬練習曲Op.25-1「エオリアンハープ」(ショパン)
3回目の参加のYさんです。
1年半に1回のコンサートです。趣味の方々は1年以上かけて曲を準備します。
今回、Yさんはその半分ほどしか時間がありませんでした。
この曲はとてもキレイな曲です✨
簡単そうに聞こえるかもしれませんが決して簡単ではないです😅
Yさんも中間部の譜読みを始めた頃にそれを感じたそうです。
エチュードなので練習の仕方がとても重要です。レッスンでは、
様々な練習方法🎹や、この曲のメロディとして聞こえてくる音の音符が
その他の音符の玉より大きくしてある意味などをお伝えしました。
Yさんはここ数年、とても音や響きをよく聴いて弾いてくれます😉
本番直前のレッスンでは、とてもいい響きで弾いていらっしゃいました🎉
自宅練習では、ご自分の演奏を録音して聴いてみたそうです✌️😉
その結果、いろんなことを整えていかれたのでしょうね😉
和声(響き)の移り変わりがとても心地よく耳に入ってくるステキな演奏でした✨
♬プレリュードOp.28-15「雨だれ」(ショパン)
大人ピアノコースの発表会は2回目の参加のSさんです。
同音で鳴り続ける音をどう弾くかを悩みながら練習されたそうです。
有名なこの曲は、美しいメロディに絡む同音の遠近や、
和声の変化を感じながら弾きたい曲です🎹
Sさんの演奏は雨粒、雨音、雨の雫の音が
遠くに、近くに、中間に、と聞こえていました🎉✌️😉
メロディの抑揚も調度よく、とてもキレイな演奏でした😄。
Sさんはジュニアコースの頃(小学5年入会)から、
教室の他行事(お勉強会、響き違い体験、オーケストラ体験)にも
積極的に参加して、ピアノ以外の楽器のことも知ってくれました🎶✨
また、講師グレードを取得する際には
和声や楽典を勉強し、音楽修辞学や調性などについても興味を持ってくれました😅
趣味ピアノの方ですが、結構詳しい✌️
(わたくし、25歳の頃これほど知りませんでした…😅)。
Sさんは知ることが楽しそうです😊
これからもピアノを楽しんでね😊
♬カプリッチョ嬰へ短調Op.76-1(ブラームス)
60代のHさんです。
今年の春、カフェでケーキとドリンク付きのコンサートをされました。
HさんはMCをしながら、クラシック曲、合唱曲、ユーミンの曲を何曲か披露されました。
曲はどれもステキでしたし、曲間のお話がとても面白かったです😊
譜読みのスピードが速いHさん、1年に何曲も弾いてくださいます。
大人ピアノコースのヒーローです。
ブラームスを人前で演奏するのは初めてだそうです。
今回、ブラームスの良さや面白さを知っていただけたのでは?と思っています。
レッスンではいつも、こちらがパワーをいただいております🙇
ピアノに熱心に取り組まれるHさんには尊敬の念が尽きません😊
♬即興曲Op.90-3(シューベルト)
この曲を通して音の出し方にじっくり取り組みようになった、
とおっしゃるHさんです。
最初のレッスンでは、冒頭の音の出し方や
最初のフレーズの弾き方に時間を使いました🎶🎹
Hさんはご自宅で冒頭の音だけを、ああでもないこうでもない、
と何度も弾いていたのでご家族から「大丈夫?」と言われた😅…とか。
和音の個々の音のバランスを考えて練習している音って、
家族からしてみたら同じ音ばっかり聞こえてくるので、
不思議でしょうね。(不快かもしれません)😁
ご家族のご理解もあり、Hさんは音の出し方に変化がありました😊✨
同時に鳴る音のバランスをコントロールされていました。
シューベルトらしく歌があり、叙情的に弾いてくださいました✨
♬亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
ドビュッシーは初挑戦のKさんです。
この曲は右手のメロディだけで始まります。
最初の音と次の音🎶が勝負です。
冒頭のレ♭~~次のラ♭です。
始めにダンパーを踏んでおきますと
広がり感のある音になります。
レ♭を空中に放しましたら、それが減っていくのを
しっかり聴きます。そしてその減りに併せてラ♭を出して進める…
人前で緊張しているのに、その繊細なタッチをせねばならない😅
Kさんは、ご自宅でよ~く音を聴きながら練習されたのでしょう😉✌️
とても落ち着いてスタートされていました。
(自分の出した音をじっくり聴けている時って変な緊張はしないものです)
“ドビュッシーらしさ”があって、とても心地よく響いていました🖐️🎉😄
♬ひばり(グリンカ=バラキレフ)
Tさんは前回から今までの間にご自宅のピアノ🎹を修理されたそうです。
「ハンマーを新しくしたので音がこもる…だからついつい叩いちゃう..」
と、よくおっしゃっていました。
確かに…。ハンマーを新品にするとそうなりますね😐。
音をよく聴いていらっしゃいます😊🎶
今回はロシアの曲に挑戦されたTさんです。
この曲は哀愁のあるシンプルなメロディを
リストのように煌びやかに装飾しつつ展開していくので、
弾くのは簡単ではないです😅。
序奏の表現が難しいとおっしゃっていましたが、
その部分は繊細かつ滑らかでステキでしたし、
全体も華やかな中にしっかり哀愁が漂っているステキな演奏でした😊✨
④に続きます。