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プラクティス・コンサート Vol.12~⑤

  • 教室イベント

🎵愛の挨拶・・・エルガー

時代を超えて世界中でヒットした「愛の挨拶」

この曲はピアノのために作曲されたのですが、弦楽器での演奏の方をよく耳にします。

なぜそんなにヒットしたのか?二つの理由を挙げてみます。

①曲にまつわるエピソードがロマンティック

こちらはYさんのプログラムノートにも記載ありました。妻のキャロラインと婚約した際に献呈したものです。(簡単に言い過ぎ?)

②親しみやすいメロディ

冒頭のメロディはオーソドックスなハーモニー進行をしていて、6度音程の上行(音楽修辞学による愛の6度)や3つの同音(同音連続は記憶に残りやすいので一般的には強い印象づけと中毒性があるとされています)があることで親しみやすさを覚えます。

Yさんは弦楽器🎻での演奏をピアノ🎹で表現しようと練習されていました。

弦楽器特有な長い持続音や滑らかなポルタメントをピアノの打鍵音で表現することが難しかった、とおっしゃるYさんです。

ということは?減衰楽器であるピアノで演奏するには“その音はどこまで伸びてるの?”と楽譜を見ていかないとなりません😉

Yさんは、発音と同時に減衰するメロディの音を邪魔をしないように、伴奏のシンコペーションの和音を、どの程度の音量で、どのタイミングで弾くべきかを丁寧に探っていらっしゃいました🎶

エルガーの愛の言葉がゆっくりとキャロラインに伝わっている時間のような曲の終わり方がステキ✨でした😊

 

 

🎵プレリュードOp.3-2「鐘」・・・ラフマニノフ

ラフマニノフといえば、身長2メートル、13度の音程を軽々とつかめた大きな手。酔っ払った指揮者が自分の作品を演奏したせいで酷評を受け、うつ病になったが催眠療法で復活した人。

この曲はHさんの曲紹介にありましたように、若い頃(19歳)の作品です。

自身のコンサートでもアンコールによく使った曲としても有名です🎶

ロシア正教会の鐘の音🔔を表現しているという主題部分や、重厚でドラマチックな和音が印象的です🎹

この曲は💒教会の音階(フリギア旋法)が使われていることろがありますので“教会”💒らしく厳かな感じがします。

当教室でピアノを再開されて12年目のHさん、この曲はいつか弾きたいと思っていた曲だそうです。

和音に厚みがあるのにppで弾くところ(弱くて重みのある和音は掌で掴みにくいので)や、再現された主題の4段譜部分などは、手の小さいHさんにとってたいへんだったと思います😉

「鐘」の音の深い響きをどう表現できるかを悩みながらも楽しく練習されていたそうです🎹。冒頭の3音や主題部分は特に時間をかけて音作りをされていました🎶

特に響きにこだわって練習されていたところは印象に残っています。とてもいい響きでした。小柄なHさんですが、大きな背丈&大きな手のラフマニノフ作曲の鐘の音🔔を表現されました😊

 

 

🎵10の小品より「行進曲」「ハープ」・・・プロコフィエフ

プロコフィエフの特徴といえば、鋭い不協和音、違う調性を同時にならす複合和音(ポリハーモニー)🎹。ゆえに、慣れていないと譜読みしにくい楽譜かと思います。

でもまだ、無調や12音技法には向かわず伝統的な機能和声を好んだ人です。その機能和声の中に、本来とは違う半音ずらした音をぶつける(前述のポリハーモニー)ことで刺激を感じ、時にはユーモアを感じたりします。

プロコフィエフは反骨精神を持ち気難しい人でしたが、晩年は気さくで温和な人へ変貌しいたとのことです。

面白いエピソードを紹介します😊

・チェスが好き。チェスをしながら作曲した。 (へぇ)

・日本の床屋での耳掃除をいたく気に入っていた。 (なるほど)

・大先輩ラフマニノフに「君の曲はバカだ」などと暴言を吐いた。(あらら)

・小生意気な日記を生涯書き続けた (ふふふ)

Hさんはご自身で企画したトークリサイタルを開催されたり、「おんがく祭」でグランプリを受賞されたり、演奏会にご出演されたりと、ご活躍です。いつもエネルギーをいただいております🍀

「行進曲」は、Hさんの曲紹介にありましたが、楽譜にはppからfffありますので音量コントロールが難しかったのではないかと思います🎹。ユーモラスな感じがでていてよかったです😊

ピアニストの藤田真央さんが演奏されたのを聴いて✨澄みきった爽やかな音色に惹かれ「ハープ」を選曲されたそうです。この曲はハープで演奏可能な曲とのことです。ピアノでハープのような音を出すのがたいへんだったと思いますが、冒頭の右手部分などは繊細な音でメロディを支えていて素晴らしかったです😊✌️

 

 

 

♪プラクティス・コンサートVol.12を終えて

 

きっと皆さん同じです。

 

レッスンでは先生の前ということもあり、いつもより思うように弾けないことがよくあります。「家で弾いていたときが一番うまく弾けていた」とおっしゃる方も少なくありません。そして本番は、レッスン以上に緊張するものです。

 

日常とは少し違う特別な時間(舞台用の装いでスポットライトを浴び、響きのよいピアノで演奏する経験)が、皆さんの人生に彩りを添えるものになればと思います。

 

1年半に一度のこの行事が、忙しい日々の中においてもピアノに向き合う時間をつくり、音楽を楽しみながらステップアップする機会にしていただけましたらうれしいです🍀😊

 

 

皆さん、素敵な演奏をありがとうございました✨🎶

 

⬇️記念撮影の準備です

⬇️記念撮影です

 

次回は2027年秋の予定です。

 

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