ピアノの音⑦「ピアノの硬い音と柔らかい音」
- ピアノを読む
ピアノの硬い音と柔らかい音について
マニアックな内容なので、
“なんちゃって絵本”にしてみました😊
お絵かきは得意ではないので大目にみてくださいませ〜。
ピアノの音くんが生まれる時は、
必ずノイズが発生します。
ノイズ=ハンマーが音くんの卵の殻を破る音です。
そのノイズの形(割れた卵の殻の形)は
ハンマーの当たり具合で違う形になります。
バン!と強く当たって、バキバキ割れたギザギザ殻⬆️は、
それらがぶつかり合って、なかなか消えません。
“硬くて強い音くんの誕生”です。
ポ~ン!と丁度いい加減で
パキ!とふわふわに割れた殻↓。
ポ~ン!と当たって、パキ!と割れた殻は
ふわふわで柔らかく、すぐに消えてしまします。
“柔らかくて優しい音くんの誕生”です。
もう少し詳しく…
ハンマーが弦(殻)をたたいてから
発音時のノイズ※がすぐに消え、
純粋なピアノの音だけになる時間が短い方が
一般的に「よく伸びる音」となります。
※ノイズ⇒噪音(そうおん)のこと。この場合、噪音は大きく分けて3種類。
ハンマーが弦をたたく音、指で鍵盤をたたく音、アクション内部の音。
ピアノが上手な人(ピアニスト)は
発生時にノイズを少なくすることを知っていて
ピアノにとって無駄な高次倍音※を発生させないように
ハンマーの動きをコントロールすることができます。
そのため、音に伸びがあり、
豊かな音を発音させることができます。
※楽曲によっては部分的に必要な時もあります。
優しい曲、叙情的な曲、綺麗な曲などを弾いている手指が
鍵盤上で大きくバタバタ動いている場合は、概ね硬い音になります。
打鍵のすぐ前(0.01秒前?ぐらい)に
指は鍵盤に触れていないと噪音は発生します(指が鍵盤を打つ音)。
「あなたの音は硬いね…」
と言われたことがある人は、鍵盤に指を触れてから
下方へ動かしてみてください。
鍵盤が指を優しく受け止める感じです。
鍵盤主体で😄
これって⬇️正しいかどうかわからないけど、
初心者がけん玉をする場合、上から落ちてくる玉を
足の屈伸でやさしく受け止めると
成功しやすいと聞いたことがあります。
そうすると、確かにうまくいって…
けん玉の玉部分と持つ方(棒や皿)がガン!と
音がしていない気がするのよね。
鍵盤がけん玉の持つ方(棒と皿)で、指が玉。
「けん玉を持つ人の足のように、鍵盤は屈伸できないよ!」って?
…そうですよね。そうなんですが、
鍵盤が屈伸してくれるようなイメージです。
上から下への運動、指から鍵盤、そして
鍵盤が鍵床へ到達するまでに、ガンっ!と
当たらないようにしてみてはいかがでしょうか😉
国語が(国語も、とも言う)苦手なので文章で伝えるのは難しいです(^_^;
レッスン生さんには具体的に楽器や力加減をお伝えできるのですが…。